19. 医師を目指した理由
こんにちは。
Ark若葉駅前クリニック院長です。
今回は、医師になろうと思った最初の理由について書いてみようと思います。
私は最初から医師になろうと思っていたわけではなく、高校生の時には小説家などになりたいと思っていました。
文章を書くのは嫌いではなかったため、最初の大学は法学部に進学し、漠然と司法試験を受けようと考えていました。
ただ、法学部進学後にいろいろと調べていった結果、結局、公認会計士試験を受けることとしました。
公認会計士試験を受け始めて1年目の夏ころ、私はかつてないほどに体調を崩すという経験をしました。
といっても入院を要するほどではなく、客観的に見れば軽症といえるレベルでしたが、とにかく主観的にはかつてなく辛かったのを覚えています。
普段通っている診療所もあったのですが、体調を崩した日は休院日であり、仕方なくほかの診療所に行くことにしたのです。
その外来で思いもよらない(嫌な)体験をしました。
とにかく症状が辛く夜も眠れなかったので「一時的に睡眠薬も処方できないか?」と尋ねたところ、相手の医師から「こっちは忙しくて夜もあまり眠れてないんだ!それなのに睡眠薬が欲しいとかふざけたことを言うな!」といきなり激昂されたのです。
まぁ、医師になった今では「忙しくて眠れない」という事情も分からなくはないのですが、それを理由に患者さんに激怒して良い理由にはならないと思いますし、当時は体調不良すらも忘れるほどの怒りが沸き上がってきたのを今でも覚えています。その診療所の診察券は即時に廃棄しました。
その後、帰宅後に(今後も体調不良にかかったときは、こんな医師にかかる可能性があるのか)と恐怖を覚えました。
もちろんその時点では会計士試験を勉強していましたし、「医学部再受験をしよう」とは思いませんでしたが、その時から「自分の体調は自分で診れなければならない」と思うようになりました。なので、人を救いたいというよりは、自分自身を救わなければならないと思ったのが最初の動機かもしれません。
今、いろいろ外来をやっていると、時間的な制限からどうしても患者さんのお話を全部聞くことはできない場合もありますし、患者さんのご要望にすべて応えることができない場合もあります(不適切な薬の処方など)。
ただ、上記のような体験から、少なくとも患者さんに不当に横柄な態度はとらないようにと心がけております。
患者さんが安心して通うことができる診療所を目指して、今後も頑張っていきたく思います。
