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11. 受付ブログ⑥

[2025.12.20]

おはようございます。受付です。

朝の陽の光をみると、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を思い出します。「まことに小さな国が、開花期を迎えようとしている。」という一節を、日の出を見るたびに思い出します。このクリニックもいずれ大きくしていきたいですね。

 

さて、今日は資格試験について話したいと思います。今日「は」というよりいつもですが( ´∀` )。

実は私、司法試験以外にも各種資格試験の過去問などを解くのが趣味だったりします。

医療機関の受付になるにあたって、医療知識もあった方がよいだろうと思い、「病気がみえる」シリーズを片手に医師国家試験を3年分解いたりしましたし、会計税務処理も任せられることを見越して、公認会計士試験及び税理士試験(簿記論、財務諸表論、法人税法、所得税法、相続税法、消費税法)なども勉強したりしました。

その他としては、司法書士試験の過去問は解きましたし、弁理士試験と社会保険労務士試験はテキストだけ読みました。不動産鑑定士に関しては、まったく手付かずなので、鑑定理論に関しては全くわかりません。

今回はそれらの試験についての所感を書こうかなと思います。

 

①司法試験、司法試験予備試験について

 現代文の能力がものをいう試験になります。文章を書くのが苦手な方にはまず向かない試験になります。

 時間は極めてタイトで、特に論文式試験の時間制限はかなり厳しいです。ただ、近年の論文刑法などは、学説に絡めた思考問題も出題されるようになり、平成の時代のような事務処理能力一辺倒な出題ではなくなっているような気がします。一方で、今年の短答刑法では、旧試験時にあったようなパズル問題も出題され、多くの受験生を試験時間的な混乱に陥れました。

 司法試験や予備試験は、細かい暗記能力を問うというよりは、深い理解に基づく現場思考能力を問われる傾向にあります。ただし、令和7年の予備試験民法の出題は、ほぼ短答知識を維持しているかが問われたような形であり、論文式の出題としてはどうなんだろうと思う面もあります。そのため、無論暗記一辺倒でもダメですが、やはり最後にものをいうのは、暗記量なのかなという感じもします。

 また、司法試験や予備試験の難しい点の一つとしては、「採点の基準がよくわからない」ということもあります。どういった答案がよい評価を得るかについてのヒントは論文後の「採点実感」などにありますが、正直「採点実感」では試験時間内に書くことが到底不可能と思われる実感が載せられていることも多く、鵜呑みにするのも危険かなとも思います。

 来年からCBT形式になるということもあり、今までの「筆力による暴力」が通じなくなる可能性があります。いずれにせよ、来年の司法試験/予備試験の混乱は必至であるため、十分な対策をもって臨まねばなりません。

 

②医師国家試験について

 常識で解ける問題から応用的な問題まで幅広く出題されます。

 公衆衛生や倫理、患者様への声掛けなどの問題など一般常識で答えられる問題もある反面、近年では専攻医レベル、専門医試験レベルの出題も時折なされている印象です。問題数は多いですが、「温泉」というキーワードから一瞬で「レジオネラ感染症」と判断できたり、ECGやカテーテル画像で即診断を下せる問題も多く、試験の時間的余裕は比較的ありそうな感じです。

 ただ、例えば近年の試験でいえば、ECG画像で波形がtorsade de pointesだと即判断できたとしても、問われているのはその治療法だったりします。自信をもって答えを導くには、その背景にあるQT延長症候群、そしてそもそもQTが延長するとはどういうことなのか?といった理解が必要で、やはりなかなか暗記だけでは厳しいなと思ったりします。基礎的な生理学や解剖学の理解が必要だと思いました。

 あとは、医療事務的には、ガイドライン的には是とされる治療についても、果たして保険請求はできるのか?といった点からも問題を読み解いてみましたが、まだまだ分からないことも多く精進が必要だと思いました。

 

③公認会計士試験について

 公認会計士試験については、やはり会計学がネックになると思われます。財務会計論は範囲が膨大ですし、管理会計論ははっきりとした基準がない部分も多く難解な問題が多い印象です。時間も極めてタイトで問題が解ききれないにも関わらず、近年の短答式試験の合格基準点が高止まりをしており、ほとんど「解くべき問題」に対してはミスが許されない印象です。

 一方で、企業法(会社法および金融商品取引法)や監査論に関してはさほど時間的な制限も厳しくない印象でした。会計士試験の租税法に関しては、司法試験のような理論問題と税理士試験のような計算問題のミックスであり、基本的な問題も多く、点を取りやすい印象でした。

 個人的には、外貨建子会社が何社もあるような複雑な連結財務諸表の計算よりも、企業結合、事業分離関連の理論的な問題の方が好きですね。とにかく事務処理能力が問われる問題が多く、時間的に厳しい試験が苦手な私には結構きつい印象がありました。

 

④税理士試験について

 税理士試験の簿記論、財務諸表論に関しては、比較的基本的な問題が多い印象にありますが、それも年度によりますね。年度によってはかなり厳しい印象です。そして、やはり鬼門となるのは法人税法or所得税法となります。かなり本腰を入れてやらなければ何年もかかってしまいそうな印象です。

 あとは、実務的に怖そうなのは、消費税法と相続税法でしょう。手続きが一発漏れるだけで大幅に金額が変わってしまうので、本当にこれらの税金を扱うのは怖そうです。医療関係だと消費税法がかかわってくることもあまりないのですが、それでも保険医療機関でも開業初年度はかかわってきますし、自費メインだとそもそも消費税を払うようなので、完全に避けて通るのは難しそうです。相続税は複雑怪奇ですが、こちらもいずれマスターしなければならないでしょう。

 

⑤司法書士試験について

 民法、会社法、そのほかについては司法試験でも勉強しているので、ここでは多くは語りません。やはりキツいのは不動産登記法、商業登記法でしょう。

 不動産登記法、商業登記法は最初テキストを読んでいても全く頭に入ってこず、いったいどうすれば覚えられるのかと頭を抱えました。ひな形集も購入してみて、登記を書く練習もしてみましたが、なかなか練度があがりませんでした。やはり、司法試験の勉強をしているからといって、司法書士試験は一筋縄ではいかないですね。ただ、物権的請求権の解像度が上がったのは良かったと思います。

 いずれ登記手続きなども自分でできるようになりたいですね。

 

⑥弁理士試験、社会保険労務士試験について

 弁理士試験については「ELEMENTS」といったテキストを通読した程度、社会保険労務士試験についても予備校の市販テキストを通読した程度なので多くを語れません。いずれきちんと向き合った際には報告いたします。

 

⑦不動産鑑定士試験について

 ひそかに次の試験勉強として狙っている試験です。

 

なんでもできる受付として今後も日々精進していきたく思います。いずれ受付の頂点がとれるそのときまで。

ではまた。

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