新型コロナウイルス感染症の症状と治療
1️⃣ 新型コロナウイルス感染症とは
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、SARS-CoV-2ウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症です。
感染力は依然として高く、特に高齢者や基礎疾患を持つ方では重症化のリスクがあります。
2️⃣ 主な症状
コロナウイルス感染症の症状は多様ですが、主なものは以下の通りです。
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発熱(37.5℃以上)
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咽頭痛・咳・鼻水
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倦怠感・頭痛
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嗅覚・味覚の異常
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関節痛・筋肉痛
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下痢・吐き気
※発熱がない場合もあるため注意が必要です。
3️⃣ 感染経路
主な感染経路は以下の2つです。
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飛沫感染(咳・くしゃみ・会話時のしぶき)
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接触感染(ドアノブ・スマートフォンなどを介して)
また、換気の悪い空間ではエアロゾル感染(微小な粒子による空気感染)も報告されています。
4️⃣ 診断
発熱や咽頭痛などの症状がある場合は、抗原定性検査(15分で結果)やPCR検査で診断します。
当院ではインフルエンザとの同時検査も可能です。
症状が出てからすぐの検査では陰性になることもあるため、12~24時間後の再検査が有用な場合もあります。
5️⃣ 治療
💊 軽症〜中等症(自宅療養可能)
ほとんどの方は、対症療法(症状を和らげる治療)で自然に回復します。
| 症状 | 対応 |
|---|---|
| 発熱・痛み | アセトアミノフェン(カロナール®など) |
| 咳 | 去痰薬・鎮咳薬 |
| のどの痛み | トローチ・うがい薬 |
| 脱水 | 経口補水液の摂取 |
十分な休養と水分補給を心がけ、無理をせず安静に過ごすことが大切です。
💊 抗ウイルス薬(医師の判断で処方)
重症化リスクのある方には、抗ウイルス薬を検討します。
糖尿病・高血圧・心疾患・肥満などの基礎疾患がある方、高齢者は早めの受診をおすすめします。
6️⃣ 重症化リスクと注意点
以下の方は、肺炎や呼吸不全などの重症化リスクが高いとされています:
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65歳以上
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糖尿病・心疾患・呼吸器疾患
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免疫抑制状態(治療中を含む)
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妊婦
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肥満(BMI30以上)
息苦しさ・SpO₂低下・高熱が続く場合は、入院や酸素投与が必要になることがあります。
7️⃣ 後遺症(いわゆる「コロナ後遺症」)
感染後数週間〜数か月にわたり、以下の症状が残ることがあります。
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倦怠感・ブレインフォグ(集中力低下)
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咳・息切れ
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味覚・嗅覚異常
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不眠・抑うつ・頭痛
「のどの違和感が続く」「集中できない」などの症状が長引く場合は、後遺症外来への相談を推奨します。
8️⃣ 受診の目安
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発熱やのどの痛みが2日以上続く
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息苦しさ・強い倦怠感がある
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高齢者・基礎疾患がある方の発熱
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コロナ・インフルの鑑別が必要な場合
当院では、発熱外来での抗原検査・インフルエンザ同時検査に対応しています。
お気軽にご相談ください。
